「この前まで食べていたのに、急に食べなくなった!!」
「初めて見る食べ物は、口に入れる前からイヤ!」
「野菜を出すだけで『嫌い!』と言われる……」
2歳頃になると、子どもの「食べない」に悩むことも増えてきますよね・・・。
特に、見た目だけで嫌がったり、
一度嫌だと思ったものをなかなか食べようとしなかったりすると、
「この子、好き嫌いが多すぎるのかな?!」
「このままで大丈夫かな・・・」
と心配になる方もいるのではないでしょうか。

でも、保育の現場で2歳児を見ていると、「食べない=その食べ物が嫌い」ではないことも多いと感じます。
今回は、現役保育士として2歳児と関わる中で感じる「食わず嫌い」の理由と、無理なく食事に向き合うためのポイントを紹介します。
2歳児の「食わず嫌い」は珍しいことではない
2歳頃は、自分の「好き」「嫌い」がはっきりしてくる時期です!!
食事でも、
「これは食べる〜♪」
「これはイヤ!!!」
という意思表示が増えてきます!
大人からすると、
「一口食べてみたらおいしいかもしれないのに〜」
と思うこともありますよね。

でも、子どもにとっては、まだ食べたことのないものを口にすること自体がハードル
になる場合があります。
見た目、色、におい、食感など、さまざまな情報から
「なんだかイヤ!!!!」
と判断していることもあります。
だからこそ、食べないからといって、すぐに「好き嫌いが激しい」と決めつけなくても大丈夫です。
2歳児が食べ物を嫌がるのには理由がある
では、どうして2歳児は「食べたこともないもの」を嫌がるのでしょうか。
① 見た目がいつもと違う
子どもは食べ物の見た目にも敏感です!!
かなり!!大人とは全然違うんです!
同じ野菜でも、
・切り方が違う
・大きさが違う
・色がいつもと違う
・見慣れない料理になっている
などの変化で、食べたがらなくなることがあります。
大人なら「同じ食材じゃんっ!!」と思ってしまいますが、
子どもにとっては別の何かに見えているのかもしれません!!
② 食感が苦手
食べ物の「味」ではなく、食感が苦手ということもあります。
「柔らかすぎる」
「噛みにくい」
「口の中でモソモソする」
「シャキシャキする」
など、子どもによって好みはさまざまです。
「野菜が嫌い」と思っていても、実は特定の食感が苦手だったということもあります!!
③ においや温度が気になる
味だけではなく、においや温度も食べやすさに関係します!!
温かいものは食べられるけれど、冷たいものは嫌。
においの強いものは嫌。
そんなこともあります。
大人には気にならない程度でも、子どもにとっては「イヤ!!」と感じるポイントになっているのかもしれません。
④ 「初めて」がちょっと怖い
2歳頃は、「やってみたい!」という気持ちが育つ一方で、
初めてのものには慎重になることもあります!!
それは、食べ物についても同じなんです。
知らないものを口に入れるのは、子どもにとってはちょっとした冒険。
だから、
「食べたことがないから食べない」
ということもあります。
これは単純な「好き嫌い」とは少し違います。
⑤ その日の気分や体調もある
昨日は食べたのに、今日は食べない。
これも2歳児ではよくあります。
眠い、疲れている、遊びたい、あまりお腹が空いていないなど、
その日の状態によって食欲が変わることもあります!
「昨日食べたんだから今日も食べるはず」
と大人は思ってしまいますが、子どもは毎日同じではありません。
「一口だけ食べてみよう」がプレッシャーになることも
「せっかく作ったんだから、ちょっとだけ食べてみよう!!」
「一口食べたら好きになるかもよ?!」
つい言いたくなりますよね。
もちろん、食べてみるきっかけを作ることは悪いことではありません。
ただ、毎回「食べてみよう」と強く促されると、
子どもにとって食事そのものがプレッシャーになってしまうこともあります。

特に、
「食べないと怒られる・・・」
「残したらダメなんだ・・」
という経験が積み重なると、食べ物を見ること自体が嫌になってしまうことも。
だから私は、2歳児の食事では**「食べさせること」だけをゴールにしなくてもいい**と思っています。
「食べなかったけど、触ってみた」も大切な一歩
保育の現場では、初めての食べ物を見たときに、
触ってみる。
においをかいでみる。
スプーンでつついてみる。
口元まで持っていってみる。
そんな姿を見ることがあります。

結果として食べなかったとしても、
「今日は触ってみれたね!!」
「においをかいでみたね♪」
という経験が、次につながることがあります。
食べることだけが「できた」ではありません。
食べ物に少しずつ慣れていくことも、その子にとっては大切な経験です。
無理なく「食べてみよう」につなげるために
では、家庭ではどんなことを意識したらいいのでしょうか。
無理に食べさせようとしない
まずは「食べない=失敗」と考えないこと。
一口食べられなかったとしても、
「今日は食べなかったね」
くらいで終わっても大丈夫です。
毎回完食を目指す必要はありません。
少量から出してみる
たくさん盛られた苦手な食べ物を見ると、
それだけで嫌になってしまう子もいます。
最初はほんの少し。
これは園でもよくやっています!
「これだけなら食べられそう!」
と思える量から始めるのも一つです。
家族がおいしそうに食べる
子どもに「食べなさい」と言うより、
大人が楽しそうに食べている姿を見せることも大切です。
「これおいしいね♡」
「今日のトマト甘いね⭐︎」
など、食事を楽しむ雰囲気を作ってみましょう。

食べたことだけに注目しすぎない
「食べた!えらい!」
と毎回大きく反応すると、
子どもによっては「食べることを評価されている」と感じることもあります。
もちろん食べられたことを喜ぶのは素敵なこと。
でも、
「触ってみたね」
「においをかいでみたね」
「お皿に入れてみたね」
など、食べるまでの過程にも目を向けてあげたいですね!!
保育士が2歳児の食事で大切にしていること
2歳児の食事を見ていると、本当に一人ひとり違います!!
同じ給食でも、
「すぐに何でも食べてみる子」
「見慣れないものには慎重な子」
「最初は嫌がるけれど、お友達が食べていると挑戦する子」
など、さまざまなんです。
だからこそ、
「2歳ならこれくらい食べるべき」
と一括りにするのではなく、
その子の様子を見ながら関わることが大切だと感じます。
そして、食べなかったときも、
「どうして食べないの?!」
ではなく、
「何が嫌だったのかな?」
と考えてみる。
味なのか。
食感なのか。
見た目なのか。
その日の気分なのか。
それとも、まだ食べる準備ができていないだけなのか。
「食べない」という行動の裏側を少し考えてみると、見え方が変わるかもしれません。

まとめ|2歳児の「食わず嫌い」は焦らなくても大丈夫
2歳児の「食べない」には、さまざまな理由があります。
・見た目が苦手
・食感が苦手
・においや温度が気になる
・初めてのものに慎重になっている
・その日の気分や体調が関係している
など、「嫌いだから食べない」とは限りません。
そして、食べなかったからといって、
その日の食事が失敗だったわけでもないんです!!
触ってみた。
においをかいでみた。
お皿にのせてみた。
そんな小さな経験も、食べ物に慣れていくための一歩です♪
「なんで食べないの?」と焦る前に、
「この子は何が気になっているのかな?」
と少しだけ視点を変えてみる・・・!!
食べることを急がず、その子なりのペースを見守ることも、
2歳児の食事では大切なのかもしれません!!
毎日の食事だからこそ、
親子ともに少しでも気持ちがラクになる時間になりますように⭐︎
[PR]
ご飯作りになかなか気分が乗らない時、
新しい味を試してみたい時などは、
ミールキットという手もおすすめです!!
🔗合わせて読みたい
・2歳児の食べムラがひどい・・・

・ご飯中に立ち歩くのはなぜ??

・2歳児が叩くのはなぜ?

・2歳児が保育園に行きたくないと泣く理由

[PR]

