GW明け、保育園に行きたくないと言われたら|保育士が伝えたい親の関わり方

家庭について

楽しかったゴールデンウィークが終わり、
また保育園生活が始まるこの時期。

朝、子どもに
「保育園行きたくない」
と言われて戸惑う保護者は少なくない。

4月をなんとか乗り越え、少し慣れてきたと思った矢先の登園しぶりに、
「また振り出しに戻った…」
と感じてしまう人もいるのでは。

だが、保育士として毎年子どもたちを見ていると、
GW明けの登園しぶりは決して珍しいことではない。

今回は、GW明けに子どもが保育園を嫌がる理由と、
保護者としてどう関わるとよいのかをお伝えしたい。


GW明けに登園しぶりが増えるのはなぜ?

ゴールデンウィーク中は、

  • 家族とゆっくり過ごせた
  • 好きな時間に起きて寝られた
  • 甘えたい時に甘えられた

そんな“安心できる生活”が続く。

子どもにとっては、それが心地よい日常だ。

そこから急に、

  • 朝早く起きる
  • 保育園へ行く
  • 親と離れる

という生活に戻るのは、
大人が思う以上に大きな負担。

特に4月に新しい環境で頑張っていた子ほど、
GWで気持ちが緩み、その反動が出やすい時期でもある。


「うちの子だけ?」ではありません

朝泣く。
玄関で抱っこから離れない。
「ママがいい」と言う。

こうした姿を見ると、
保護者はつい

「うちの子だけこんなに嫌がってるのでは」
と不安になります。

だが、園では毎年この時期、同じような子がたくさんいる。

むしろ、4月に頑張っていた子ほど
5月に疲れや甘えが出ることはよくあること。

つまり、

👉 GW明けの登園しぶりは“よくある成長のひとつ”である。


保護者が焦らなくていい理由

子どもが泣いて嫌がると、
「無理に行かせていいのかな」
「私の関わり方が悪いのかな」

と自分を責めてしまう方も。

だが、登園しぶり=保育園が嫌い、とは限らない。

  • 親と離れたくない
  • 連休の余韻が恋しい
  • 生活リズムが戻らない

いろいろな理由が重なって、
気持ちが不安定になっているだけのことも多い。

実際、朝は大泣きでも
保護者が見えなくなったあと少しずつ遊び始める子も少なくない。


GW明け、親ができる関わり方

①「行きたくない」を否定しない

「そんなこと言わないの!」
「頑張って!」

と言いたくなる気持ちも分かる。

でもまずは、

「行きたくないよね」
「お休み楽しかったもんね」

と気持ちを受け止めるだけで十分。


②朝は淡々と準備する

親が不安になると、子どもにも伝わる。

これはどんなに小さな子どもでも分かるものだと思う。

長く説得するよりも、

  • 着替える
  • 朝ごはん
  • 出発する

をいつも通り淡々と進めた方が、
かえって子どもは切り替えやすいことが多い。


③保育士に遠慮なく伝える

「今朝かなり泣いていて…」
「連休明けから様子が違って…」

そんな一言を伝えてもらえると、
園側も意識して受け止めやすくなる。

家庭と園で様子を共有するだけでも、
子どもの安心感は変わってくる。


GW明けは親もしんどい時期

実はしんどいのは子どもだけではありません。

連休が終わり、

  • 仕事再開
  • 送迎再開
  • 家事再開

保護者も一気に現実に戻される。

朝から泣かれると、
余裕がなくなるのも当然。

だからこそ、
「ちゃんとしなきゃ」と気負いすぎなくて大丈夫。

この時期は、親も子も少しずつ戻していけば十分だ。


まとめ

GW明けの登園しぶりは、
子どもが甘えているわけでも、保育園に慣れていないわけでもない。

楽しかった時間のあと、
また頑張る生活に戻るための心の準備をしている途中。

大人も子どもも一緒。

たくさん休むと、通常モードに戻るまで時間がかかる。

焦らなくて大丈夫。
泣く日があっても大丈夫。

保育園も、保育士も、毎年たくさん見てきた姿。

親子で少しずつ、
また日常に戻っていければ十分。

という考えを頭に入れておいていただければ

気持ちの余裕も変わってくるのではと思う。


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