この記事でわかる事
この記事では、
をご紹介します!
噛んでしまった事、、どう伝える?
「今日、お友達を噛んでしまいました。」
保護者へ伝える前、
「どうすればいいんだろう」
「傷つけずに説明できるかな・・・」
「怒られてしまったらどうしよう」
と緊張した経験はありませんか?
噛まれた子への対応はもちろん大切ですが、
噛んでしまった子の保護者への伝え方も、
その後の信頼関係に大きく影響します。

伝え方によっては、保護者が必要以上に自分を責めてしまったり、
「うちの子は問題児なのでは…」と不安になってしまうこともあります。
私は保育園・認定こども園・幼稚園で10年以上勤務する中で、
噛みつきは何度も経験してきました。
今でも、この場面は何度経験しても緊張します。。
その中で感じたのは、
保護者が求めているのは「子どもを責めること」ではなく、
「園がきちんと見てくれていて、子どもの成長を一緒に支えてくれること」だということです。
この記事では、現役保育士の経験をもとに、
噛んでしまった子の保護者へ信頼を築きながら伝えるポイントを紹介します。
保育園で噛んでしまった時、保護者へ伝えるべき理由
1〜2歳児の噛みつきは珍しいことではありません。
しかし、だからといって園の中だけで終わらせてしまうのは適切ではありません。
保護者へ伝えることで、
- 園での様子を共有できる
- 家庭と一緒に成長を見守れる
- 子どもの変化に気付きやすくなる
- 園への信頼につながる
というメリットがあります。
「報告する」のではなく、
「一緒に成長を支えていくための共有」という気持ちで伝えることが大切です。
保育園で噛んでしまった時の伝え方
お迎えの際は、できるだけ担任から直接伝えるようにしましょう。

例えば、
「本日、お友達との関わりの中で、○○ちゃんがお友達の腕を噛んでしまう場面がありました。」
まずは事実を落ち着いて伝えます。
続けて、
「相手のお子さんのケアはすぐに行い、保護者の方へもお伝えしています。」
と説明すると、保護者も状況を理解しやすくなります。
子どもを責めるような伝え方はしない
保護者の中には、
「家でも厳しく叱ります。」
「本当にすみません。」
と深く落ち込む方もいます。

そんな時こそ、
「まだ言葉で気持ちを伝えることが難しい時期でもあります。」
「貸してほしかった気持ちが強かったようです。」
など、行動の背景も伝えるようにしましょう。
噛んだ行動は伝えても、「悪い子」という印象を与えないことが大切です。
保護者の不安に寄り添う
保護者は、
「うちの子だけなのかな。」
「また噛んでしまったらどうしよう。」
と、不安を抱えることがあります。
そんな時は、
「この時期にはよく見られますよ。」
「園でも言葉で伝えられるよう、関わり方を工夫していきます。」
と、安心できる言葉を添えるようにしていました。

保護者が一人で抱え込まないような声かけを意識することが大切です。
私が実際に心がけていた伝え方
私が勤務していた園では、
噛みつきがあった日はできるだけ、担任がお迎え時に直接お話ししていました。
まずは、
「今日はお友達との関わりの中で、噛んでしまう場面がありました。」
と事実をお伝えします。
その後、
「その子が持っていたおもちゃを使いたかったようで、言葉より先に行動になってしまいました。」
と、その時の状況を説明していました。
そして最後には、
「園でも気持ちを言葉で伝えられるよう援助していきますので、一緒に成長を見守っていけたらと思います。」
とお話しするようにしていました。

実際、このように伝えることで、保護者から
「園での様子が分かって安心しました。」
「一緒に見守っていただけるなら心強いです。」
と言っていただけたことが何度もあります。
保護者へ伝える例文
実際には、次のような流れでお伝えするとスムーズです。
基本的な対応
「本日、お友達との関わりの中で、○○ちゃんがお友達を噛んでしまう場面がありました。」
「貸してほしい気持ちが強く、言葉より先に行動になってしまったようです。」
「相手のお子さんのケアと保護者へのご説明は済んでおりますので、ご安心ください。」
「園でも気持ちを言葉で伝えられるよう援助しながら、職員間でも情報共有をして見守っていきます。」
初めて噛んでしまった場合
「どうしてもお友達が持っていた玩具が欲しくて、取り合いになり、最後に噛んでしまいました」
「止められずに申し訳ありません」
「2歳児では、気持ちを上手に言葉にできないため、噛んでしまう事はよくある事です」
「相手のお子さんにはこちらから状況を説明してありますので、ご安心ください」
「場面に応じて、どのように声を掛けるか、また園でも伝えていきますね」
何度か繰り返している場合
「今日は、〇〇ちゃんと遊びたい気持ちが強く、その想いから噛んでしまいました」
「保育士がそばにいたのにも関わらず、防ぐことができずに申し訳ありません。」
「少しずつ、『貸して』や『遊ぼう』などは言えるようになってきています」
「引き続き、気持ちを受け止めつつ、言葉で気持ちを表せるように伝えていきます」
「何度もご心配をおかけして申し訳ありません」
NGな伝え方
「また噛みました」
「また」という言葉は、保護者に強いプレッシャーを与えてしまいます。
事実を伝えることは大切ですが、必要以上に責めるような表現は避けましょう。
「家でも注意してください」
家庭へ協力をお願いする場面はあっても、一方的なお願いだけで終わると保護者は責められているように感じてしまいます。
「園でも一緒に取り組んでいきます。」
という姿勢を忘れないことが大切です。
「すぐ噛む子なんです」
子どもにレッテルを貼るような表現は避けましょう。
その日の状況や背景を丁寧に伝えることが、保護者との信頼につながります。
保育士として大切にしたいこと
噛みつきが起きると、保育士も「防げたのではないか」と落ち込むことがあります。
私自身も、保護者へお伝えする前は毎回緊張していました。

でも、保護者と一緒に子どもの成長を支えるという気持ちで向き合うようになってからは、
伝え方にも少しずつ自信が持てるようになりました。
噛みつきは成長の過程で見られることがある行動です。
だからこそ、保護者を不安にさせるだけではなく、
「これから一緒に支えていきましょう」という姿勢を伝えることが、
信頼関係を築く第一歩になると感じています。
Q&A
保護者同士は謝罪するべき?
これは園によって違うかもしれません。
相手の名前を教えるところ、どんな怪我でも教えてもらえないところ。。
でも、2歳児クラスになると、子どもが言う場合もあります。。
まだまだ園生活は続くため、謝罪をお願いした方が今後も円滑に進むのかなとは思います。
家庭でも叱るようにお願いする?
これはNO。
子どもは、その瞬間、どんな気持ちで何が嫌で噛んでしまったか、
時間が経ってから聞いてもあやふやなところがあります。
ただ、家で保護者の方が叩かれたり噛まれたりした時には、
真剣に「お母さん痛かったよ。とっても嫌だな」と
気持ちを伝えるのが大事だと思う事は、お伝えします。
噛み付きは何歳まで続く?
これは一概には「〇〇歳まで」とは言い切れませんよね。
言葉の獲得とともに落ち着いてきますとお伝えするようにしています。
まとめ
噛んでしまった子の保護者対応では、
- 事実を正確に伝える
- 子どもを責めるような表現を避ける
- 行動の背景を説明する
- 保護者の不安に寄り添う
- 園でも一緒に支えていく姿勢を伝える
この5つを意識することが大切です。
保護者への丁寧な対応は、
子どもの成長を支えるだけでなく、園への信頼にもつながります。
決して一人で抱え込まず、職員同士で連携しながら、
子どもと保護者の両方に寄り添った関わりを積み重ねていきたいですね。

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