【2歳児が叩くのはなぜ?】保育士が教える理由と家庭でできる関わり方

保育について

「お友達を叩いてしまったと先生から聞いた…。」

「兄弟をすぐ叩いてしまう。」

「何度注意しても繰り返すから、どう接したらいいのか分からない。」

そんな悩みを抱えている保護者の方は少なく無いんです・・・。

わが子が誰かを叩いてしまうと、

「育て方が悪いのかな」「このままで大丈夫?」

と不安になりますよね・・

でも安心してください!!

現役保育士としてたくさんの2歳児を見てきましたが、
2歳児が叩くことは珍しいことでは無いんです。

もちろん叩いていいわけではありませんが、

この時期ならではの理由を知ることで、子どもへの関わり方も変わってきます。

今回は、2歳児が叩いてしまう理由と、家庭でできる対応についてお伝えします。


理由① 言葉より先に手が出てしまう

2歳頃は話せる言葉が増えてきますが、

自分の気持ちをすべて言葉で伝えるのはまだ難しい時期です。

「貸してほしい!!」

「嫌だった・・・」

「やめてほしい・・!」

そんな気持ちを言葉で伝えられず、

手が先に出てしまうことがあります。

叩くことは褒められる行動ではありませんが、

「伝えたい気持ちがある」というサインでもあるんです!


理由② 感情のコントロールがまだ未熟

2歳児は嬉しい・悲しい・悔しいなど、

さまざまな感情を経験する時期です。

まだ感情を知っていく時期なんです!

しかし、まだ気持ちを落ち着かせる力は

十分育っていないのです!

そのため、怒りや悔しさを感じた瞬間に、

思わず叩いてしまうことがあります。


理由③ 注目してほしい

大人が「ダメ!」と反応すると、

子どもは「自分を見てくれた」と感じることがあります。

もちろん、わざと悪いことをしようとしているわけではありません。

「もっと見てほしい」「一緒に遊んでほしい」

という気持ちが背景に隠れていることもあります。


理由④ 疲れや眠さがたまっている

大人でも疲れているとイライラしやすくなりますよね・・!!

2歳児も同じです。

睡眠不足や疲れがたまると、

気持ちをコントロールしづらくなり、

叩く行動につながることがあります。


理由⑤ まだ善悪を十分理解できていない

叩く=痛い、ということも少しずつ学んでいる途中です。

一度伝えただけですぐ理解できる年齢では無いですよね。

繰り返し伝えながら学んでいく時期だと考えることが大切です。


やってしまいがちなNG対応

気持ちはよくわかるのですが・・・

咄嗟にしてしまうことはあると思いますが、

続けて以下のことをするのは、NGです。

大きな声で怒鳴る

怖さで一時的にやめても、

「なぜダメなのか」は伝わりにくいことがあります。


「悪い子!」と決めつける

叩いたことは伝えても、

子どもの存在そのものを否定する言葉は避けたいですね。

「叩くのはよくなかったよ」と行動、その行為そのものに

焦点を当てて伝えましょう。


叩き返す

「痛いでしょ??」と教えたくなる気持ちも分かります。

しかし、叩いて伝えることは、

「叩いて解決する」というメッセージにもなりかねません!


保育士が実践している関わり方

家庭と園とでは違うことも重々承知です!

我が家の子どもたちも、

園モードという顔がありましたので、

園と同じことをしても効果が無いかもしれません!

ただ、それでもやってみる価値はあるのでは無いかと思います!

まずは相手の安全を守る

叩いてしまったら、まずは相手のお子さんの安全を優先します。

叩かれて痛かったのは、自分の子どもではなく、

お相手のお子さんです。

その後、落ち着いてから、自分の子どもの気持ちを受け止めます。


気持ちを代弁する

「貸してほしかったんだね。」

「悔しかったね。」

「嫌だったんだね。」

気持ちを言葉にしてあげることで、

「分かってもらえた」という安心感につながることが多いです。

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どう伝えればよかったかを教える

「貸してって言おうね。」

「やめてって言えたらよかったね。」

叱るだけではなく、

次にどうすればよかったのかを一緒に伝えることが大切です。

また、上手に言葉で言えたときは、

「ちゃんと言えたね」と一言褒めてあげることも大切です。


経験談:家でも母を叩く子ども

ある保護者の方から、

「最近、ウチで私のことを叩くことが増えたんです・・

園でお友達を叩いていませんか?」

と相談がありました。

まさに、園でも最近手が出るようになっていたタイミングでした。

よくよく話を聞いてみると、

お母さんが叩かれた際にちゃんと話をできず、

叩かれた後も「痛いよ〜」と言うだけ。

なので、友達にも「よく無いこと」と分からずに

叩いてしまっていた様子です。。

ちょうどタイミングも良かったので、

もし今度叩かれたら、「お母さん痛いよ、嫌な気持ちだよ。」

と、目を見てまっすぐ伝えるようにしてください、とお伝えしました。

園では引き続き、その子の行動を見ながら、

「貸して欲しかったんだよね!」と共感しつつ、

「叩いたらお友達痛いよ。悲しい顔してるよ。」と

叩く=痛い

ということを繰り返し伝えました。

3歳のお誕生日を迎えた頃には、保護者の方がその都度伝えたこと、

言葉も獲得し、上手に気持ちを伝えられるようになったこともあり、

徐々に叩く回数は減っていきましたよ!


叩くことだけを見ず、その奥にある気持ちを見つめよう

叩く行動だけを見ると、

「早くやめさせなきゃ」と焦ってしまいます。

でも、その奥には言葉にできない気持ちや、不安、悔しさ、甘えたい気持ちが

隠れていることも少なく無いんです!

行動だけを止めるのではなく、

どうして叩いてしまったのかな?」と考えることが、子どもの成長につながります。


まとめ

2歳児が叩いてしまうのは、言葉や感情のコントロールがまだ発達の途中だからです。

だからといって放っておいていい、そういう訳では無いんです。

大切なのは、叩いたことはいけないこと、痛いことだと伝えながら、

その背景にある気持ちにも寄り添うことです。

焦らず、繰り返し伝えていく中で、

子どもは少しずつ言葉で気持ちを表現できるようになります!

保護者だけで抱え込まず、困ったときは保育士にも相談しながら、

一緒に子どもの成長を見守っていきましょう!!


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