夏休み明けに保育園へ行きたがらない…保育士が教える家庭でできる関わり方

家庭について

「昨日までは元気だったのに、今日は玄関で大泣き・・・」

「先生を見るとしがみついて離れない。」

「せっかく慣れてきたのに、また振り出しに戻ってしまったのかな…。」

イラスト

夏休み明け、このような姿に戸惑う保護者の方は少なくありません!

毎朝泣かれると、「何か嫌なことがあったのかな」「無理に預けて大丈夫かな」

と心配になりますよね。

でも安心してください!!

現役保育士としてたくさんの子どもたちを見てきましたが、

夏休み明けの登園しぶりは決して珍しいことではありません。

今回は、夏休み明けに子どもが保育園へ行きたがらなくなる理由と、

家庭でできる関わり方についてお伝えします。


夏休み明けに登園しぶりが増える理由

① 生活リズムが変わった

夏休み中は、

  • 朝ゆっくり起きる
  • 家族と過ごす時間が長い
  • 好きな遊びができる

という生活になりやすく、

保育園に通っている平日の動きとはまた違う毎日を過ごします。

そこから急に早起きや集団生活に戻るのは、大人でも少し大変ですよね!

子どもにとっては、なおさら大きな環境の変化です。


② 家族と一緒にいた安心感が大きい

夏休みは、お父さんやお母さん、

おじいちゃんおばあちゃんと過ごす時間が増える家庭も多いでしょう。

たくさん甘えられた分、「また離れる」ということが寂しく感じてしまいます・・・

でもこれは愛着関係が育っている証でもありますよ!


③ 久しぶりの保育園に緊張している

久しぶりに先生や友達と会うことに、不安を感じる子もいます。

大人でも長い休み明けは少し緊張しますよね。

子どもも同じです。

「また保育園で過ごせるかな」

そんな気持ちを言葉では伝えられず、

「行きたくない」という行動で表現していることがあります。


やってしまいがちなNG対応

「泣かないの!」

気持ちを否定されると、「悲しい気持ちはダメなんだ・・・」と感じてしまいます。


「みんな行ってるよ」

他の子と比べても、不安な気持ちは小さくなりません。

比べるのは禁物です!


「すぐ迎えに来るから!」

すぐって言われると、、すぐなんですよね。子供の中では。

「今日はおやつのあとにお迎えだよ!」、「お空が少し暗くなってから来るね」と

具体的に伝える方が安心につながる子もいます!


保育士が実践している安心できる関わり方

気持ちを受け止める

「行きたくないんだね・・」

「ママと一緒にいたいよね!」

まずは気持ちを言葉にしてあげるだけで、子どもは安心するんです!

これ、毎回書いてるんですが笑、

この共感する一言があるか無いかで子どもの切り替えまでの時間が

全然違うんです!!


笑顔で送り出す

泣かれると心配になりますが、

おうちの方の不安は子どもにも伝わります。

色々と複雑な感情は一旦胸にしまって、

笑顔で「いってらっしゃい!!」と送り出してもらえると、

子どもも安心しやすくなります。


先生に任せる勇気も大切

お別れが長くなるほど、

子どもの気持ちが切り替わりにくくなることがあります。

保育士は子どもの気持ちを受け止めながら遊びへ誘ったり、

安心できる環境を整えたりしています。

送り出したあとは、先生に任せていただけると、

切り替えがスムーズになることも多いです!!


経験談:しっかり者の女の子

春の入園の際も、GW明けも大丈夫だった女の子。

ところが、夏休みで、10日ほどお家でゆっくりした後に

登園した際、

「行きたくないーーー!」と大泣き!

どうにかなだめて、お母さんとバイバイして、

抱っこして落ち着いた後に、

「お家に居たかった」とボソッと話してくれました。

その子は、お片づけもしっかりするし、先生のお話もよく聞くしっかり者。

きっと、保育園ではたくさん頑張っているのでしょう。

「園モード」になるのが自分でもわかっていたのかもしれません。

それでも、夏休みを家族と一緒に過ごしたことで、

たくさん楽しめて満足し、登園渋りは2、3日で落ち着きました。


登園しぶりは成長の一歩でもある

登園しぶりがあると、「何か問題があるのかな」と心配になります。

しかし、多くの場合は今までとは違う環境に慣れようと頑張っている途中です。

泣いていても、保育園では少しずつ遊び始め、笑顔で過ごしている子もたくさんいます。

焦ってすぐに解決しようとするのではなく、

「今はそういう時期なんだね」と受け止めてあげることも大切です。


まとめ

夏休み明けの登園しぶりは、多くの子どもに見られる自然な姿です。

大切なのは、「泣かせないこと」ではなく、「安心して泣ける環境があること」。

おうちでは子どもの気持ちを受け止め、保育園では保育士を信頼して送り出す。

その積み重ねが、子どもにとって大きな安心につながります。

焦らず、子どものペースを大切にしながら見守っていきましょう!

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